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ラ カ 羅 佳 社会福祉学部 社会福祉学科 准教授 |
■ 標題 地域包括ケアシステムにおける地域ネットワーキングの有用性に関する研究-「香川おもいやりネットワーク事業」を手がかりに- |
■ 概要 介護保険は2000年より実施し、19年間経った今日でも、家族の介護のために離職する人たちの課題や一人暮らし高齢者の孤独死等の問題が解決されないままである。2012年の介護保険法改正時に打ち出された地域包括ケアシステムの考え方は、要介護高齢者の増加に対応する重要な方策だと考えられる。地域包括ケアシステムの形成には、地域の社会資源の活用、専門職も地域住民も含めたネットワーキングが必要である。本研究は、香川県内全17市町社会福祉協議会を訪問し、「香川おもいやりネットワーク事業」を担当する職員に対し、ヒアリングを行い、「香川おもいやりネットワーク事業」を通して実際に支援した事例を収集し、ニーズ発見・ニーズ対応のプロセスや地域におけるネットワークづくりのプロセスとその成果、地域にある社会資源の活用などの実態を踏まえ、地域包括ケアシステムの構築に向けて、地域を基盤とするソーシャルワークの課題等を明らかにした。 単著 四国学院大学論集 第158号 pp.13-31 2020/03 |
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