同朋大学 教員情報   
     


  オザワ ヒミコ
  小沢 日美子   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  「幼児の「心の理論」の獲得における発達的特徴とコミュニケーションの変化-AとBの事例-」
■ 概要
  pp.189-203(概要)幼児の「心の理論」獲得プロセスでは、子どもの発達的特徴と周囲とのコミュニケーションはどのように関連しうるのか。ここでは事例の幼児AとB(発達年齢が3~4歳の間にあるPDD圏児: Aは誤信念課題を通過したが意図理解課題は不通過、Bはその逆だった)により、「心の理論」課題2種類、発達検査、親と保育士による聞き取り、インタビューの方法を用いて多面的に検討した。その結果、この頃の特徴的な変化としては、周囲への関心の増加(A)、集団での役割取得(B)とともに、ABとも3才頃の能力、自己への関心、他者や状況との関係性、共同注意行動などがあげられ、これらが「心の理論」獲得の基盤と関連することが考察された。
   単著   九州女子大学紀要   pp.189-203   2012/03


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