同朋大学 教員情報 | |
キタジマ ノブコ 北島 信子 社会福祉学部 社会福祉学科 教授 |
■ 標題 リーラーvol.7浄土真宗の七五〇年 |
■ 概要 近藤益雄(1907~1964)は、詩人として、生活綴方教育の実践者として、知的障害児教育の開拓者の一人として、教育実践史でも多くの功績を残した人物として知られている。本研究では、近藤益雄の設立した施設がキリスト教の思想のもと運営されていた点に着目し、近藤益雄の教育理念における宗教性という観点から考察した。そこでは、子どもへの教育において、自己(教師)の力のみで他者(子ども)と関わって「変える」ということではなく、自己(教師)の力を超越した信仰を通して、関わるという彼の宗教性をともなった教育理念が明らかになった。このような彼の宗教性をともなった教育理念は、子ども理解のために、教師が自己を客体化し、教師・親・地域が「つながる」ために、現代においても非常に重要な示唆を与えているといえる。 共著 文理閣 2011/11 |
Copyright (C) DOHO University, All rights reserved. |