同朋大学 教員情報 | |
キタジマ ノブコ 北島 信子 社会福祉学部 社会福祉学科 教授 |
■ 標題 東井義雄の教育実践における宗教性の一考察-親・子・教師の文集『はぶが丘』を中心に- |
■ 概要 東井義雄の「いのち」の思想と浄土真宗(親鸞)の思想を関 連づけて検討することによって、東井の教育実践における宗教性を考察することを目的とする。東井義雄の教育実践における宗教性について、親鸞が提起する他力による「めざめ」 の思想の影響、「いのち」の思想の変遷、そして、親・子・教師の文集『はぶが丘』の作品を中心に考察してきた。東井の「いのち」の思想については、戦前・戦後を通じて「ただ ごとでなさ」という自覚から、「子どもから学ぶ」という姿勢は一貫していた。戦前の「いのち」の思想は、天皇の「臣」と「仏」が混在していたものとしての「臣のいのち」である が、戦後は「臣」が存在しない「仏(のいのち)」を通して、「ただごとでなさ」という自覚がされていたといえる。 単著 中部教育学会紀要 pp.13-29 2015/06 |
Copyright (C) DOHO University, All rights reserved. |