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ミノウラ ナオミ 箕浦 尚美 文学部 人文学科 准教授 |
■ 標題 金剛寺蔵『百願修持観』の菩薩観 |
■ 概要 金剛寺蔵『百願修持観』の撰述背景の考察。12世紀頃の書写と見られる本書には、菩薩の誓願に倣って著者の誓願が115願、列挙されている。源信『往生要集』の利用が認められ、阿弥陀の四十八願が末尾に置かれているが、作者の姿勢は、専ら自らの菩薩行によって衆生を利益しようというものである。このような大乗の菩薩観を踏まえて、当時の霊験説話や本地物語の誓願についても再検討されるべきであることを指摘した。 単著 真言密教寺院に伝わる典籍の学際的調査・研究-金剛寺本を中心に-研究成果報告書(平成22年度) 科学研究費補助金基盤研究(B)研究代表者・後藤昭雄 pp.53-61 2011/03 |
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