同朋大学 教員情報   
     


  イイダ ナオキ
  飯田 直樹   文学部 人文学科   教授
■ 標題
  近代大阪の「福祉」と民衆世界
■ 概要
  「福祉の複合体論」の視点から近代大阪の福祉史の中に方面委員制度創設を位置づけようとしたもの。日露戦後に開始される警察社会事業が方面委員を兼任する部落事務員として方面委員制度の中に「再生」されたこと、その警察事業の一つである有隣・徳風の両夜学校が愛染橋夜学校(現石井記念愛染園)をモデルとしており、両校開校に内務省嘱託で後に大阪府方面委員制度の立案者となる小河滋次郎が関与していたことなどを明らかにした。
   単著   『歴史科学』   大阪歴史科学協議会   241号   pp.2-14   2020/05


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