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イイダ ナオキ 飯田 直樹 文学部 人文学科 教授 |
■ 標題 大阪における水帳の伝来と帳切の終焉 |
■ 概要 近世大坂各町で作成された水帳の、近代以降の伝来のされ方を仮説的に提示するとともに、土地台帳たる水帳において所有者の名義切り替え(帳切)がいつまで行われたのかということを明らかにすることを課題とした。多くの水帳の帳切は1879年2月までに終了したことを確認した。このような帳切の最終時期は、町が明治地方制度のなかで公的地位を喪失していく時期(地方三新法期)と重なる。つまり町は、地方制度上の地位の転落と並行して、身分的共同体たる町の家屋敷取得規制という機能を失ったのである。 単著 『大阪歴史博物館研究紀要』 15号 pp.33-52 2017/03 |
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