同朋大学 教員情報   
     


  イイダ ナオキ
  飯田 直樹   文学部 人文学科   教授
■ 標題
  部落事務員について
■ 概要
  部落事務員とは、米騒動後の1919年4月に部落改善のために大阪府が設置した警察官のことである。彼らは部落内に建設された出張所に家族とともに居住した。事務員のほとんどが、方面委員(現民生委員)を兼任しており、彼らの活動が複数の方面区域にまたがるという、方面委員としては特異な活動形態をとっていることを明らかにした。また、部落事務員による活動が同時に方面活動として行われたのは、警察が部落への「同化」を目指していたからであることを指摘した。
   単著   『大阪歴史博物館研究紀要』   14号   pp.15-36   2016/03


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