同朋大学 教員情報   
     


  キタジマ ノブコ
  北島 信子   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  野村芳兵衛における宗教と科学の関係
■ 概要
  本研究において、野村芳兵衛が彼の生活指導論における科学と宗教をどのようにとらえていたのかについて、協働自治による「生活訓練」を通して検討してきた。
 そこにおいて、とりわけ野村の親鸞(浄土真宗)への信仰を基底とした生活訓練論を検討するために、先行研究である竹内常一の『生活指導の理論』(1969)を中心に検討してきた。そして、竹内が『生活指導の理論』において、かつて批判した宮坂哲文を1989年に再評価した論文の検討をすることによって、野村の再評価につなげる試論を試みた。最後に、野村と宮坂の宗教のとらえ方が彼らの生活指導論にどのような影響を与えているのかについて、両者の共通点を探った。以上を通して、野村芳兵衛の宗教をとおした生活指導論のあり方の再評価と今日の生活指導論の理解につなげる手がかりを得た。
   単著   桜花学園大学保育学部研究紀要   pp.61-82   2019/11


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