同朋大学 教員情報   
     


  イイダ ナオキ
  飯田 直樹   文学部 人文学科   教授
■ 標題
  近代大阪の地域支配と社会構造--近代都市の総体的把握をめざして
■ 概要
  大阪の近代史を公権力、社会的権力、対抗的ヘゲモニー(民衆運動)の三つの要素に注目して四期に時期区分した上で、第四期にあたる米騒動後の地域支配構造再編の具体的内容を検討したもの。その結果、貧困の個別性に対応できない警察社会事業から、その限界を克服するために創設された方面委員制度へと福祉が質的に転換したことが地域支配構造再編の核心部分であることを明らかにした。
   単著   『部落問題研究』   部落問題研究所   194号   pp.2-29   2010/11


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