同朋大学 教員情報   
     


  ワタナベ ユキヨシ
  渡邊 幸良   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  夫の家事・育児参加と子育て環境(2009年度) -2009年度「職業と子育て環境に関するアンケート調査結果」より
■ 概要
  本稿は、2008年度から継続的に実施してきた、同朋大学子育て教室に参加いただいた保護者を対象にした職業と子育て環境に関するアンケートの2009年度の調査結果をまとめたものである。アンケート結果を、クロス表とその独立性の検定(x²検定)および優位差判定によって分析し、図式化することによって考察を行っている。夫婦相互の雇用形態は強い関係を示し、一体的なものとなり、夫の育児参加を介して家庭内の男女共同参画に影響を与えている。また、夫婦の雇用形態は、妻の雇用形態と公園広場の利用を介して子育て環境と関係性を持っている。これらの調査結果より、夫の育児参加のできる社会環境の整備と専業主婦のインフォーマルな集団作りによって、専業主婦の家庭内孤立を避けて希望する子ども数を増やすことができるであろう。
   単著   『同朋福祉』   同朋大学社会福祉学部   第17号(通算39号)   pp.143-161   2011/01


Copyright (C) DOHO University, All rights reserved.