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  キタジマ ノブコ
  北島 信子   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  宮坂哲文の禅的集団教育論について-『禅苑規』第九巻「訓童行」を中心に-
■ 概要
  宮坂が着目した『禅苑清規』の「訓童行」がのちの彼の生活指導論につながっていったととらえ、「訓童行」を検討した。「訓童行」には「条項三カ条」があり、それは「立身」「陪衆」「作務」であった。重要なことは、宮坂が指摘したように、「立身」「陪衆」「作務」の三点を個別に禁止条項として童行に規則を訓じたものではなく、仏道に参ずるのであるから、この三点を一体的なものとしてとらえなければならないということであった。そして、「作務」は清掃が中心ではあるため「行」ともいえるが、それだけにとどまらず、すべて仏道に通じていくためのもので、いわゆる「学」と「行」に二分できないものであるということが明らかになった。また、指導的僧侶もいるのであるが、修行においては平等であるという点も重要であるといえる。
   単著   閲蔵 同朋大学大学院人間学研究科研究紀要   第18号   pp.35-56   2023/03


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