同朋大学 教員情報   
     


  イイダ ナオキ
  飯田 直樹   文学部 人文学科   教授
■ 標題
  賎称廃止令前後の地域社会--南王子村一平民祝恐相撲を題材にして
■ 概要
  賤称廃止令公布後に泉州南王子村という「えた」村で開催された相撲興行を素材にして、当該期における地域社会の構造を検討したもの。明治初年以来、支配層が他村からの差別排除を名目にして、博奕宿取締や若者組の規制など様々な統制を強化していた南王子村では、それらの統制への不満が小前層を中心とする相撲興行開催の要求となってあらわれたこと、小前層のリーダーとなる博徒への統制が当該期支配層の課題であったことを明らかにした。
   単著   『歴史評論』   歴史科学協議会   611号   pp.85-102   2001/03


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