同朋大学 教員情報   
     


  モリムラ シンホウ
  森村 森鳳   文学部 人文学科   特別任用教授
■ 標題
  魯迅の作品の深層的な意味
■ 概要
  現代中国で、魯迅の作品が売れている。魯迅の作品は1918年5月『新青年』(1)「狂人日記」(2)を発表以来、八十八年の中国の歴史の激動を生き抜いてきた。歴史の変遷の中で、政権の交替と政治的な主張の移り変わりに従い、文学者が常に時代の選択の中に淘汰されるが、魯迅の小説は生き続けている。魯迅の作品はなぜそれほど歴史の変遷やイデオロギーの移り変わりに耐え得ることができるか。なぜ、時代を越えて、各世代の読者に読まれ続けているのか。その理由は、その深層的な魅力にあると思う。それについて本論は著書「薬」(4)をめぐって、論じていきたいと思う。
   単著   同朋大学論叢   第92号   2008/03


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