同朋大学 教員情報   
     


  ソノダ ヒロフミ
  園田 博文   文学部 人文学科   教授
■ 標題
  洒落本の語彙―式亭三馬『傾城買談 客物語』を資料として―
■ 概要
  言語資料としての洒落本について概観したあと、式亭三馬の『傾城買談 客物語』を資料として、登場人物を、花魁ならびにその周辺の女性、それ以外の女性、男性といった区別をしながら、それぞれの使用する二人称代名詞と対者敬語を、使用階層別に詳細に記述、分析したものである。花魁ならびにその周辺のみが使用する「ぬし」「んす」「なんす」、禿らが使用する「こんた」、花魁とその周辺以外の女性のみが使用する「うぬ」「うぬら」、男性のみが使用する「おまへさま」「ごぜへす」等が観察されるところが興味深い。(第4巻・序「近世の語彙への誘い」より)
   共著   『シリーズ<日本語の語彙>4 近世の語彙―身分階層の時代―』   朝倉書店   pp.44-55   2020/08


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