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  オオハシ テツヤ
  大橋 徹也   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  「授産施設利用者の個別支援計画に関する実証的研究」-個別支援計画導入前後の作業成績の比較より-
■ 概要
  支援費制度では、個別支援計画が必要とされている。本研究では、S授産施設が新しく導入した「個別支援計画表」と旧来用いられてきた「処遇方針表」をとりあげ、当事者の参加と自己評価による達成意欲の促進からみて個別支援計画が有効に機能しているかについて両者を比較検討し、支援の基礎的な知見を得ることを目的とした。
 処遇方針表使用期間と個別支援計画表使用期間にまたがる24人を対象に、両期間の作業評価得点の差を比較分析した。
 その結果、個別支援計画は処遇方針に比べて適切で有効に機能し、作業評価得点の上昇と意欲との関連性が確かめられた。
これにより、今後の支援の実践にあたり、個別支援計画に基づく適切な目標設定による実施がより効果を高め、本人の参加や自己評価が意欲の向上を促進するという視点が有効であることが示唆された。
   単著   『最新福祉学研究』   pp.3-11   2006/03


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