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モリムラ シンホウ 森村 森鳳 文学部 人文学科 特別任用教授 |
■ 標題 <八番問答>の重層的な論理 |
■ 概要 『浄土論』は「三経通中の論」と言われ、浄土三部経の深い意義をすべて収める書である。『論註』の上巻の終わりに八つの問答を設定して、浄土往生を得るものについて明らかにしている。この八つの問答はいわゆる八番問答という。「八番問答」は『論註』の眼目である。八番問答はまた、深層的な強靭な論理性のもとに展開される一つの独立した作品世界である。『論註』は曇鸞の代表作であり、曇鸞の思想の真髄を現わす書である。その『論註』の真意は八番問答に凝縮されているともいえる。では、八番問答に凝縮されている『浄土論註』の真意とは何なのであろうか。八番問答の深層的な論理を探りながらにそこ凝縮される深意を解明していくことが本論のテーマである。 単著 同朋大学論叢 第97号 pp.45-74 2013/03 |
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