同朋大学 教員情報

フジバヤシ　キヨヒト   藤林　清仁   社会福祉学部 社会福祉学科   准教授

■ 標題   指定管理者制度から見る療育システムの状況

■ 概要   指定管理者制度は、公の施設の管理運営に関する制度である。指定管理者制度がどのような制度か概要を説明し、指定管理者を選定する流れから障害のある子どもが通う療育施設にはどのような影響があるのか考察した。本論文では、A市における指定管理者の選考過程を分析し、療育施設の選定方法と問題点を考察した。A市においては、療育施設への応募を公募制としていたが、応募がなく再度公募をしている。本研究は、療育の継続性から考えると療育施設に関しては非公募型とし、同じ施設が子どもたちを継続的に支援し、地域の保育所等を支えていくことが必要であると分析した。また、指定管理者制度における利用料金制については、指定管理者制度の利点として考えられていた歳出削減は、子どもの発達を保障し権利を守るという療育施設の目的や役割に矛盾するものであると考察した。    単著   名古屋経営短期大学紀要   第52号   pp.115-127   2011/04

Copyright (C) DOHO University, All rights reserved.