同朋大学 教員情報   
     


  フクダ タクミ
  福田 琢   文学部 仏教学科   教授
■ 標題
  阿毘達磨仏説論と第一結集伝説
■ 概要
  パーリ仏教では、第一結集においては「法と律」すなわち経蔵と律蔵の原型のみが集成されたとされるが、他の多くの部派は、第一結集においてすでに論蔵も編纂され、三蔵が成立したと伝える。またパーリの伝統においても、ブッダゴーサ以降は阿毘達磨も第一結集の時に編纂された「仏説」であると認められるようになった。これら結集伝説を整理し、部派仏教において原初の論(阿毘達磨)はどのような意味で「仏説」と見なされていたのか、そして経(特に長阿含経)との区別はどのように付けられるものなのか、といった問題を、資料を整理しつつ考察する。
   単著   同朋佛教   同朋大学仏教学会   第53号   2017/07


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