同朋大学 教員情報   
     


  ソノダ ヒロフミ
  園田 博文   文学部 人文学科   教授
■ 標題
  昭和19年台湾刊『壮丁読本』の規範的な軍隊言葉
■ 概要
  本稿は、日本語史および日本語教育史の分野における研究である。広がりを持った多様な日本語の規範を明らかにすることを目的としている。具体的には、軍隊という場面での規範的な軍隊言葉をどのように教えようとしたのかを会話例をもとに明らかにした。資料としては、台湾総督府編纂『壮丁読本』(昭和19年12月1日刊行、国立台湾図書館蔵本)を利用した。該書刊行後8箇月余りで終戦を迎え、台湾は、母語教育を日本語から中国語(北京官話)に大転換する激動期を迎えることとなる。先行研究を踏まえた上での終戦前後の詳細な研究は今後の課題である。なお、本研究は、JSPS科研費、基盤研究(C)「明治以降昭和20年までの台湾語会話書および台湾における日本語教科書の研究」(JP18K00707)(研究代表者:園田博文)の助成を受けたものである。1~18頁(左頁)、165~182頁(右頁)。令和3年3月18日発行。
   単著   『同朋文化』   同朋大学人文学会   pp.165-182   2021/03


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