同朋大学 教員情報   
     


  キタジマ ノブコ
  北島 信子   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  リーラーvol.9 戦後70年と宗教
■ 概要
  教育基本法第一五条第2項において、国公立学校での宗教的中立性として、特定の宗教のための宗教教育ないし宗教的活動の禁止とあるが、それは宗教教育を遮断することではなく、宗教教育によって、「宗教に関する寛容の態度や社会生活における地位」を育て、尊重していくことが重んぜられているということである。小説『銃口』から子どもたちへの宗教教育のあり方の手がかりを得た。
作品において教師がすべての子どもたちに対する愛をもって教育に携わっていたこと、それは教師が絶対者で子どもたちは常に下位に位置付いていることとは異なり、教師と子どもの平等の関係性が描かれている。このような現実に気付く教師の子ども観は、教師がもっていた宗教(愛、慈悲)への理解と大きな共通項があるように考えられる。
   共著   文理閣   2015/01


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