同朋大学 教員情報   
     


  ワタナベ ユキヨシ
  渡邊 幸良   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  経済学方法論の倫理学的アプローチと工学的アプローチ : 社会政策の方法論を求めて
■ 概要
  経済学に対する倫理学的アプローチや工学的アプローチをした,5人の経済学の概念と方法論を比較検討した。ミルとメンガーは基本的には具体的演繹法ではあるが,ミルは最初に帰納を行う逆の演繹法であり,メンガーは規則性(帰納)を考えず要素間の非経験的な要素から観念的に精密的法則を見つけることとした。メンガーとヴェーバーは,ともに精密科学を求めているが,ヴェーバーは心理学を完全に分離し,「価値への自由」を経て「理念型」を形成して客観性を追求した。そして,ロビンズは,ヴェーバーから影響を受け,経済理論の一般化を試みた。しかし,ミュルダールは,価値前提を明示し,多数の因果関係を扱い,累積的因果関係論を説いた。ところで,社会問題を扱う社会政策は,価値判断を避けることができず,道徳科学や倫理学的アプローチになるしかない。
   単著   経済学論纂   中央大学経済学研究会   第66巻 第1・2合併号   pp.205-223   2025/07


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