同朋大学 教員情報   
     


  モリムラ シンホウ
  森村 森鳳   文学部 人文学科   特別任用教授
■ 標題
  野間宏の文学の深層蘊蓄(人生・社会・宇宙)
■ 概要
  野間宏の作品『暗い絵』『崩解感覚』『青年の環』などの作品を上げて、野間宏の「全体小説」の特徴について論じる。それらの作品は、日本近代文学史に「全体小説」というジャンルの終わりを記している。その「全体小説」性については全体性、小説性、終わり性という三つのことをことばの表層意味の裏に潜んでいるものを、「現代が大転換の時代」を病める地球の時代」と呼んでいる人間をとりまく環境・自然、それらが短い時間のうちに激変し、人間はその激変する地球全体に応じきれなくなっていると考える野間宏の視点を入れ、人生・社会・宇宙の面から東洋文化の視座によって究明する。
   単著   外国問題研究   東北師範大学外国問題研究所発行   pp.12-23   1988/05


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