同朋大学 教員情報   
     


  モリムラ シンホウ
  森村 森鳳   文学部 人文学科   特別任用教授
■ 標題
  日本文学における中国伝統文化の影響
■ 概要
  中国と日本とはアジアにおける一衣帯水の国であり、両国の文化交流の歴史は悠久で多彩であり、文字記載の残る文化交流の歴史に限っても少なくとも二千数百年の歴史がある。古代の両国の文化交流では中国文化のほうが日本に輸出される傾向にあった。日本文化は全面的に中国文化を吸収し、それを消化・改造し、しだい日本民族の特色のある文化になる。本論は、伝統文化は三つの流―儒教・道教・仏教の思想は日本文学に与える影響を中心内容にし、野間宏・夏目漱石・森鴎外などの具体的な作家の作品を上げて、その中に登場する人物の姿に見られる儒・道・仏思想の影響を例にして、中国伝統文化は日本文学に与えた影響と日本文学においての儒教・道教・仏教の思想受容について追究する。
   単著   中日比較文化論文集   中日関係史研究会発行   pp.45-68   1989/10


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