同朋大学 教員情報   
     


  イワセ マスミ
  岩瀬 真寿美   社会福祉学部 社会福祉学科   准教授
■ 標題
  わが国の人間形成観にみる「覚」の視点の可能性―仏教的存在論にみる「即非的自己同一性」の考察―
■ 概要
  近代以降に現われた人間の疎外というパラドクシカルな問題や、そこから派生してきたニヒリズムの問題への解決策として、わが国の人間形成観のなかには、自己にその問題の解消を見出すという考え方が存在することを明らかにした。それは、現実に存在する苦を肯定しながらそれをそのまま「覚」に転じるという考え方である。久松真一、西谷啓治、鈴木大拙の「覚」の捉え方を比較し、その共通点と関連性を考察した。
   単著   『名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要(教育科学)』   名古屋大学大学院教育発達科学研究科   pp.73-85   2007/09


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