同朋大学 教員情報   
     


  イワセ マスミ
  岩瀬 真寿美   社会福祉学部 社会福祉学科   准教授
■ 標題
  「十牛図」の「覚」にみる自己形成観の意義―「覚」の探求・認識・はたらきの完結性についての考察―
■ 概要
  「十牛図」において、牛を見失った牧人が、牛を見つけて、牛をあやつりながら家に到着するまでをえがく一連の七図では、「無我」にいたるまでの漸修的自己形成における自己であり、この段階を「覚」の探究と位置づけた。第八、第九図を「覚」の認識、第十図を「覚」のはたらきと位置づけた。十の図連を全て「覚」との関連性から捉えることによって、「覚」の探求、認識、およびはたらきを表わすのが「十牛図」であることを明らかにした。
   単著   『名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要(教育科学)』   名古屋大学大学院教育発達科学研究科   pp.131-143   2008/03


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