同朋大学 教員情報   
     


  ハヤシ ユウスケ
  林 祐介   社会福祉学部 社会福祉学科   講師
■ 標題
  自宅退院後に短期間で再入院に至った事例の実際と過程についての質的研究—再入院予防に向けた医療ソーシャルワーカーの役割にふれながら
■ 概要
  再入院9事例の質的分析を行い、得られた結論は以下の2点である。①再入院に至った主な理由は、1)退院支援の不備(病院スタッフの説明不足等)、2)退院後のケア・サービス体制の不備、3)患者本人に起因するもの、4)不慮の出来事、5)家族に起因するものである。②再入院の理由や経過に対する患者または家族側の認識は、患者本人に関わる要因(生活習慣,体調・病状,ADL・IADL等)へ向きやすい。それに対して、ケアマネジャー側の認識は患者を取り巻く環境要因(家族の状況や思い、周囲のケア体制、療養環境等)へ向きやすいことが起因となって、両者の認識に異同が生じている。さらに、これらの内容を踏まえて、医療ソーシャルワーカーとしては、患者または家族側とケアマネジャー側の認識のどちらが優れているのかという見方をするのではなく、それらの異同の背景を理解した上で、適切に分析・統合していくという発想が必要であるとしている。
   単著   医療と福祉   日本医療社会福祉協会   第51巻2号   pp.31-41   2018/02


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