同朋大学 教員情報   
     


  ハヤシ ユウスケ
  林 祐介   社会福祉学部 社会福祉学科   講師
■ 標題
  医療機関における保証人問題の実情とみえてきた課題
■ 概要
  本稿の前半部分で、医療機関における保証人問題の実情を記した。具体的には、以下の5点をあげた。①成年後見制度の市町村長申立てに時間を要するために転院に支障が生じている。②身元保証等高齢者サポート事業につなげられないために転院に支障が生じている。③遠方の病院・施設や住宅型有料老人ホームへの転院を依頼せざるを得ない。④入院中の患者対応に追われる・苦慮することがある。⑤患者の困りごとが発生した際のSOS発信先が限定されている。後半部分で、保証人問題の解決に向けた愛知県医療ソーシャルワーカー協会の取り組みとそこからみえてきた課題を示した。具体的な課題としては、以下の3点をあげた。①実態調査を通じて、愛知県内の保証人問題の全体像を示すことはできたものの、詳細さに欠けていること。②対応マニュアルは作成したものの、マニュアル通りにはいかない現実にどう対応したらいいのかという問題が残されていること。③保証人問題の解決を目指すにあたっては、行政や地域の関係機関、または司法領域の関係者との連携が欠かせないにもかかわらず、大きな前進がみらないこと。
   単著   実践 成年後見   民事法研究会   第77号   pp.44-51   2018/11


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