同朋大学 教員情報   
     


  ハヤシ ユウスケ
  林 祐介   社会福祉学部 社会福祉学科   講師
■ 標題
  A病院とB病院の入院患者の転院先選定についての実態調査報告—患者の経済状況が転院先選定に及ぼす影響にもふれながら
■ 概要
  本研究では、A病院とB病院の入院患者の転院先選定に関わる実態調査を行った。その結果、A病院とB病院とでは、病院機能の違いにより、転院先の選定プロセス・アウトカムに違いが生じていることが示唆された。より具体的にいえば、在院日数との兼ね合いで、より短い期間で転院先を探す必要がある場合には受け入れ可能性の高さを重視し、時間的な余裕がある場合には療養環境に目が行きやすいという点をあげることができる。加えて、A病院はB病院と比べて、医療行為を要する患者が多いこともあり、転院先が一般病床に限定されやすいために、第1希望だった割合が相対的に高かったにもかかわらず、満足群の割合は低めになっていたという点にも注視する必要がある。第1希望だった割合が高ければ、満足群の割合も高くなるというのが一般的な流れであり、それに反するものになっていたためである。そのため、仮に第1希望の転院先であったとしても、必ずしもその転院先に満足しているわけでなく、医療ソーシャルワーカーとしては多面的に評価していく必要性を示しているといえる。
   単著   医療ソーシャルワーク   愛知県医療ソーシャルワーカー協会   第106号   pp.75-82   2019/01


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