同朋大学 教員情報   
     


  キタジマ ノブコ
  北島 信子   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  授業研究と授業の創造
■ 概要
  綴方教師は多くいるが、その中でも、自身の教育観が深まっていく過程において、宗教性を志向していると考えられる、東井義雄(浄土真宗)と近藤益雄(キリスト教)に着目し、彼らの宗教がどのように自身の教育観及び教育実践に影響を与えたのかを考察した。それぞれ信仰の立場は異なるものの、2人の教育観と宗教性の深まりにはいくつかの共通点がみられた。1つは「教師である私」を絶対的なものとはとらえておらず、信仰を通して自己中心主義をつきやぶる教育観を主体化しているといえる。また、子どもの教育において、教師(学校)の力だけではなく、家庭や地域との連帯を大切にしてきた点も、宗教のもつ共同体的他者理解としての共通点としてあげることができる。
   共著   溪水社   2013/04


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