同朋大学 教員情報   
     


  イシマキ ヨシヒロ
  石牧 良浩   研究科 博士後期課程・仏教人間学専攻・臨床心理分野   教授
■ 標題
  TATの有効性に関する研究-面接とリテストを用いて-
■ 概要
  カウンセリングにおける来談者の査定手段としてしばしば用いられるTATで、同一個人が同じ図版に対して異なった2つの物語を作った場合にはどのように解釈されるべきか。この疑問を、同一被験者に異なった物語を作ってもらい、両者を比較検討することで検証した。その結果、相違が見られやすいのは物語の結末、感情、主人公の考え方、外界へのかかわり方においてであり、それらは被験者の気分が影響しやすいこと、相違が見られにくいのは導入人物、要求、圧力であり、これらは被験者が意識的に操作することが困難な、性格のより中核的な部分であることを考察した。
   単著   愛知学院大学修士論文   2002/10


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