同朋大学 教員情報   
     


  イシマキ ヨシヒロ
  石牧 良浩   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  TATにみる自閉症スペクトラム障害者と統合失調症者の比較検討
■ 概要
  本研究では,自閉症スペクトラム障害と統合失調症をもつ人たちがTATにおいてどのような反応を示すのかについての検討を行った。調査協力者は,自閉症スペクトラム障害の群26名(P群),統合失調症の群25名(S群),健常な大学生の群30名(C群)であった。それぞれのTAT分析指標の項目の出現頻度についてχ2検定を用いて検討を行った。その結果,P群もS群も,TATの標準的な反応が有意に少ない点は共通していた。しかし,P群では図版の矛盾点への言及や質問,あいまいな言い回しが多くみられたのに対し,S群はそうした反応が少なかった。S群は図版の特徴や意味を深く捉えず,表面的に淡々とTATに向き合ったのではないかと考えられる。S群の反応はP群,C群に比べて,投影されるものが少なかったことが示唆された。
   単著   ライフケアジャーナル   第9巻第1号   pp.17-26   2018/09


Copyright (C) DOHO University, All rights reserved.