同朋大学 教員情報   
     


  ソノダ ヒロフミ
  園田 博文   文学部 人文学科   教授
■ 標題
  台湾における国語の発音指導―昭和14~15年刊『国語講習所用 新国語教本日案式 指導細案』等2種における誤用例を中心に―
■ 概要
  昭和14~15年に台湾で刊行されたふたつの資料(『新国語教本』〈改訂版〉の「指導細案」「教授細目」)の発音に関する誤用例(誤用危惧例・誤用想定例)を調査し分析した。その結果、誤用例は合わせて242例現れていた。多い項目順に示すと「歯茎音(ダ行音・ラ行音等)」73例、「両唇音(バ行音・マ行音等)」43例、「促音」40例、「直音・拗音」24例、「無声音化」23例、「長音」10例、その他29例であった。この誤用認識が発音指導の際の拠り所となったと考えられる。
   単著   『国語学研究』   東北大学大学院文学研究科   第59集   pp.369-383   2020/03


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