同朋大学 教員情報   
     


  オザワ ヒミコ
  小沢 日美子   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  「視線が合いにくい幼児との母子合同発達相談から見えてくるもの-相互作用と内的状態について-」
■ 概要
  pp.23-38(概要)幼児期の視線が合いにくい幼児とその母親との合同面接場面を振り返り、X児が自分-もの-他者の関係にかかわる気づきに向かう過程を分析・考察した。初回のやりとりにおいてX児は物に働きかけることが多く、他者に働きかけることは少なく、母親に働きかけた場合も母親を見ることはほとんどなかった。面接過程でX児は物を操作している他者に気づきをもつことも見受けられたが、直接に他者の行動を真似ることは余りなかった。そこで、他者と相互主体的な関係を展開することが困難な幼児Xの状態像の変化の兆しと、その関係性の基盤づくりの足場となる集団参加に至った母親YさんにおけるX児への認識の育ちからX児の変化を考察した。
   単著   千葉敬愛短期大学研究紀要   pp.23-38   2010/03


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