同朋大学 教員情報   
     


  オザワ ヒミコ
  小沢 日美子   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  「幼児理解と子ども観・保育者観-保育者志望学生による調査から-」
■ 概要
  pp.7-23(概要)本研究では、「子ども観・児童観」について、保育者養成課程の短期大学1年生83人、2年生82人に行なった。まず、子ども観については、幼児のイメージ(22項目)として、「純粋で、美しく、柔軟で、暖かく、自由である」など子どもの肯定的な様相が目立った。子どもの行動(7項目)では、子どもへの親和的距離感という特長が示唆された。また、保育者観については、幼児教育に関する質問(10項目)をした。10項目のうち8項目で学年差が有意だった。大滝(2004)との比較では、本調査対象者は、前提として子どもを動的な存在として捉える傾向が考えられた。また保育系の学生の傾向である内面的なイメージの優先も示唆された。子ども観に連動すべき保育者観には学年差がみられたが、その深化も今後、期待される。
   単著   九州共立大学・九州女子大学・九州女子短期大学 生涯学習研究センター紀要   pp.7-23   2012/03


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