同朋大学 教員情報   
     


  ワタナベ ユキヨシ
  渡邊 幸良   社会福祉学部 社会福祉学科   教授
■ 標題
  リスボン戦略、積極的社会的包摂および「欧州2020」戦略 -地域共生社会を検討するために-
■ 概要
  日本の地域共生社会の実現に向けた動きは、リスボン戦略から「欧州2020」戦略に至る経緯と比較でき、評価できる。リスボン戦略は、フレキシキュリティ概念を形成したが、雇用の増加では人々を貧困から引き上げることに成功したとは言えない。そこで、EUでは、積極的社会的包摂を検討し、「欧州2020」戦略の中に取り込んでいった。この「欧州2020」戦略は、教育では実績を上げたが、イノベーションや脱炭素などのグローバル経済を乗り越えることはうまくいっていない。雇用は増えたものの、貧困や社会的排除は減少せず、非正規雇用などの不安定就労層の増加をもたらしたようである。
   単著   同朋福祉   同朋大学社会福祉学部   第29号(通巻51号)   pp.25-49   2022/01


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