同朋大学 教員情報   
     


  イノウエ カオル
  井上 薫   社会福祉学部 社会福祉学科   特別任用教授
■ 標題
  虐待へのブリーフセラピー・アプローチ
■ 概要
  児童虐待等の問題について、ブリーフセラピーを基礎とするアプローチについて、総論、子どもへのアプローチ、家族へのアプローチ、教師へのアプローチについて理論及び実践的な研究について執筆したものである。
A5判 全236頁
本人担当部分:『子ども虐待対応のためのサインズ・オブ・セーフティ・アプローチ』(p38~p50) を単著。
児童相談所が行なう虐待対応の特質として、①援助の最終決定権は援助機関側に存在、②法律・制度的枠組みの中での対応、③援助者と利用者の間には力の不均衡、④複数の利害関係の調整が困難、⑤社会的統制と支援のジレンマ、があることを解明。こうした特質に適合するアプローチとして、Turnell , T. & Edwards , S (1999)のモデルを位置づけ、その歴史、原理、技法(アセスメント、プランニング、トリートメント、終結基準)、Solution - focused Brief Therapyとの比較について論考した。
   共著   金剛出版   pp.38-50   2003/07


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