同朋大学 教員情報   
     


  イシカワ ヨウコ
  石川 洋子   文学部 人文学科   特別任用教授
■ 標題
  近世における『論語』の訓読法についての一考察  ――再読文字を中心として――
■ 概要
  国語学から見た近世の漢文訓読の変遷と特徴について、『論語』の点本を資料として調査研究した。再読文字5種、およそ100例を43種の資料により逐一調査整理した。
『論語』に使用されている再読文字は、「使」「未」「猶」「将」「盍」の5種である。
43種の資料の所蔵箇所は、国立国会図書館、内閣文庫・国立公文書館、青淵文庫・東京都立中央図書館、無窮会・東洋文化研究所専門図書館、大東急記念文庫、河崎文庫・石川県立図書館、山岸文庫・実践女子大学図書館、実践女子大学図書館の8カ所である。
その結果、「盍」以外の再読文字4種はそれぞれの訓読の変遷を辿る。たとえば「使」の訓読の変遷は再読されず一訓表記になるというように、他の再読文字それぞれに別の変遷がある。また、各資料におけるそれぞれの訓点家の訓点の特徴とその相互の影響についても論じた。
   単著   訓点語と訓点資料   訓点語学会   第73輯   pp.83-100   1985/04


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