教員情報   
     


  ヤマグチ マキコ
  山口 真季子   音楽学部 音楽学科   講師
■ 標題
  ヴィーンにおけるシューベルト没後100 年祭(1928)―シューベルトのドイツ性とオーストリア性をめぐって―
■ 概要
  オーストリア内部における政党間の対立、ドイツとの合邦問題を色濃く反映した、ヴィーン市とオーストリア政府による二つのシューベルト没後100年祭(1928)を取り上げ、シューベルトの扱いを考察した。ヴィーン市が、「ヴィーンの子」シューベルトをドイツ民族の心を一つにする「歌曲王」として称える一方、シューベルトを「ベートーヴェン=ドイツ」に並ぶ存在として提示しようとする連邦政府の試みが結果的に彼の「オーストリア性」を強調した状況を明らかにした。
   単著   阪大音楽学報   大阪大学大学院文学研究科音楽学研究室   pp.19-36   2014/12


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