教員情報   
     


  ヤマグチ マキコ
  山口 真季子   音楽学部 音楽学科   講師
■ 標題
  アルトゥール・シュナーベルのシューベルト演奏解釈―《楽興の時》D780への書き込みから―
■ 概要
  大阪大学大学院文学研究科「多言語多文化研究に向けた複合型派遣プログラム」(日本学術振興会「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」平成21年度公募採択)の助成による、ワシントンでの調査(2010年8-9月)に基づく。
シュナーベルの弟子メアリー・ルギャレクが、シュナーベルのもとでのレッスンに使用したシューベルト作品の楽譜(アメリカ議会図書館所蔵)を調査した。楽譜に残されたシュナーベルによる書き込みは、音符の変更、楽譜にある指示の削除や変更、フレーズの小節数を示すローマ数字、アクセントやスラー、フェルマータ、指使いなど多岐にわたる。シュナーベルの指示を整理、分析することによって、論文2.で示したシュナーベルのシューベルト解釈を、演奏として実践する上での、彼の工夫が明らかとなった。
   単著   日本ピアノ教育連盟紀要   日本ピアノ教育連盟紀要   pp.77-89   2013/01


Copyright (C) NAGOYA COLLEGE OF MUSIC, All rights reserved.