教員情報   
     


  ヒサトメ トモユキ
  久留 智之   音楽研究科 作曲専攻   特任教授
■ 標題
  「わか プリーツ」  -ヴァイオリンのための-
■ 概要
  ヴァイオリン独奏曲。ヴァイオリン奏者本澤和香氏からの委嘱作品。ISCM World Music Days in Yokohama での「JSCMコンサートII~日本の作曲家たち」横浜みなとみらい小ホールにて初演。プリーツのシリーズ(前作はピアノ ソロ)は、三宅一生の「プリーツ プリーズ」の持っている、布を折り返すという作業を繰り返すことによって、布自体に運動性を持たせ、それを人が身につけるとヴィヴィッドでフレキシブルなシルエットを生み出すという特質を作曲に応用したものである。プリーツの方法には、物理学者 R・ペンローズが考案した、非周期的増殖を繰り返しながら黄金比を生み出す一次元のタイル貼りの技法を用いている。いうことである。そこで倍音を多用しながら、音が常に「生命」を宿すようにプリーツを重ねていった。
   単著   マザーアース   A4版 全15頁   2006/04


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