名古屋造形大学 教員情報   
     


  マキ ヒロユキ
  牧 博之   造形学部 造形学科(講義系等 専任・特任)   特任教授
■ 標題
  ベルクソン哲学と微積分計算-Jean Millet の『Bergson et le calcul infinitesimal』を読んで-
■ 概要
  数学の歴史上における微積分の革命的意味合いと、彼の哲学における実在である持続、運動とのまさにこの上ない合致を示し、数学者になるとまで思われていたベルクソンがあれほどまで多くの数学的用語を使った意味を解明したかったのである。前半では彼の哲学において数学が発生の段階において重要な役割を果たしたことを論じ、後半では彼の完成した哲学においての訳割、哲学と数学のつながりについて論及した。 ベルクソンはもちろんバシュラールにしてもその数論は独特のものがあり、数学についての考え方の違いがとても興味深いものであった。さらに、この論文を機に自らの研究が自然科学論の研究へとつながっていくものとなった。
   単著   名古屋造形芸術短期大学研究紀要第15号   名古屋造形芸術短期大学   1992/03


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